olivverda的「魔女」考 1
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
soundtrack for perpetualをリリースしてから数ヶ月が経ちました。
手に取ってくださったみなさん、立ち止まってくれたみなさん、試聴だけでもしてくれたみなさん、本当にありがとうございます。
さて、まず今作のテーマ。魔女とは。
「超自然的な力で人畜に害を及ぼすとされた人間、または妖術を行使する者のこと。」
と、wikipediaには書かれています。
こわいですねー。
私は以前にも魔女の日常をテーマにしたCDを作ったことがありますが、
そんなに怖い感じにはしませんでした。
(むしろとてもほんわか系でした。立案yorohiさんのおかげです。)
ただ今回の場合は、「魔女は世の中にとってマイノリティである」ということを強く意識して製作していました。
内容的には「不老不死である」ことがそれにあたります。
けっこう、かなり、少数派です。
「魔法が使える」というのもありますね。
本の内容や設定によっては魔法が使えるほうがマジョリティだったりする場合もありますが、それはまた別の機会に。
そもそも、「魔女は不老不死」という設定は、「おおかみこどもの雨と雪」でおなじみの細田守さんが演出をした、とある子供向けアニメのとあるお話がもとになっています。
この設定を知った時に、
「軽く言っているが、とてつもなく恐ろしい事ではないか?」と感じました。
周囲に不老不死を経験した人がいない。
自分を残して周りの人間はどんどん死んでゆく。
どのように生きながらえていけばいいのかわからない。
参考にするサンプルがほぼないわけです。
まぎれもなく少数派に他なりません。
もし周囲が排他的な集団であったなら、発覚した途端に追い出されるかもしれません。
そんな魔女たちがどのような事を感じ、どのように生きていくのか。
それなら試しに創作してみよう。ということになりました。
次回に続きます。