soundtrack for **

polkazurとplan-lentementとolivverdaと

olivverda的「魔女」考2(不老不死編)

気付けばリリースから1年過ぎていたsoundtrack for perpetualです。

 


不老不死というよくあるファンタジーの一要素を、自分なりに作ってみたアルバムです。

 

少女からお婆ちゃん、既婚かそうでないかなど、様々な境遇や年代の女性を描くことで、
もしかするとただ一人の女性が名前を変えて生きていく過程なのかもしれないし、
もしかすると違うのかもしれないし、
色々と想像の余地を残したアルバムとなっています。


で、作ってみるにあたりまして、
不老不死を体験する人がぶつかるだろう出来事を考えて、まずそれをリストアップするところから始めました。
(これを図にできるとすごくわかりやすいんだろうなー)

 


不老不死が周囲に、

1.バレる
(外見的変化がないせいで変に思われる
特殊メイク等でごまかせる場合もあるがいずれは露呈してしまう場合も含みます)

 

2.バレない、隠し通せる
(周囲の人が定期的に入れ替わるような環境だったとか、
美輪明宏さんとかのように美魔女的・タレント的な存在として認識されている場合だったら、もしかしていいところまでバレずにいけるんでしょうか) 

 

それはそれとして、
バレた場合もバレない場合でも、そこそこ大変な人生が待っています。

 


不老不死が周囲にバレた時の周りの反応は2つです。
1.変な目で見られる
2.変な目で見られない

 

2択ですね。


1.周りから変な目で見られる場合

バレないように、人との深い付き合いを減らす
→同じ場所に長くとどまらないように移動生活をする→belinda(4曲目)

→人が来ないような森の奥で猫と一緒に住む→aurelia(7曲目)

→名前と外見を使い分ける→silvia(2曲目)


2.周りから変な目で見られなかった場合

→むしろ神様のような扱いをされた→isolde(3曲目)

→理解者がいるし一緒に暮らしているけど、その人に先立たれてしまうこともわかっている→laurier(5曲目)


・番外編

いきなり世の中に出すのは本人にとって危険なので学校や寮のような組織が必要だ→eugenia(1曲目)

 

長く生きてきていろいろあった
→ありすぎて絶望した
→人を魔法で貶めることに楽しさを見出すようになった
→anonymous(6曲目)

 

長く生きてきていろいろあった
→いろいろあったけど達観した
→やさしいお婆ちゃんとしてのんびりと暮らしている
→evam(8曲目)

 

8人分それぞれバックストーリーや設定など作ったのですが曲内で出しきれなかったので、
ブログという形で気が向いた時に書き綴るというスタンスを取ってます。


もしかするとストーリーだけまとめて小冊子にしたり、追加で絵にしてもらったりする……かもしれません。
わからん!


ちなみに曲の中で一番最初に作ったのはsilviaでした。
ハウルの動く城」のハウルのように、いくつか名前を持ちつつ使い分けながら生きた場合です。
かつ本心は誰にも見せず、自分の心の中だけでひっそりと悲しんでいたりとか。

 

アントニオ・カルロス・ジョビンの「三月の水」みたく、単語だけで情景を表現する、ということをやろうとした名残りが歌詞に出てます。

 

あとsilviaだけは、提案した時に誰からもどこからも異論が出なかったです。
ミックスもうちょっと直したら〜?といった指摘も何もなく、最初に出したものをそのまま使いMVもつくってもらえました。
ありがとう紗ちゃん。

 

魔女考③につづく…(かも)